2018年10月
エレファントカシマシ / 風 (2004)
エレファントカシマシ / 扉 (2004)
15枚目。一つ前のアルバムがCCCDだったので、そういうのに対する怒りがこのバンドの売りだと思っていた私としては、そろそろエレカシ 卒業にしようと思っていたのだ。しかしCD屋でT1-3あたりを視聴するとやはり、自分の幼少時暮らしていた赤羽の街並みが脳裏に浮かんできて買ってしまった。
T1明治の文豪森鴎外のことを歌った曲。T2は明治維新以来の日本の家族を考える曲。T3は赤羽駅から坂を登って赤羽台の実家に帰る歌。ひょっとして「生活」以来のアルバムなのではと思ったほどだ。
この年から私は、埼玉の大宮の先の職場に通うことになり、ほとんど毎日赤羽を通ることになる。車窓から見える、変わり果てた赤羽を見ながらこのアルバムを聴いたものだ。
そういえば、ジャケットがDoors のアルバム「ハートに火をつけて」のパロディ説というのがあったな。